福田 明日香 著 1999.05.25 発行 1,260円 発行:アップフロントブックス 発売:ワニブックス 脱退の直後に発行されました。 読み終えても、脱退の理由はよくわかりませんでした。 「 モーニング娘。」として成功していく一方で、子供として中学生として、やっておくべきことが残っているとの思いでしょうか。 このままでは半端な大人になってしまうという。 初めて会った「なっち」の印象について、 「わぁ~漫画に描いたような顔だよな~」。 「 モーニング娘。には、下積み時代がない。売れない辛さを知らない。 だから、イベントとか握手会を大切にしたい。」 タイトルの「もうひとりの」というのは、「内心のもう一つの側面」、 そしてセンチメンタルに、「もう、一人になった」、の二重の意味でしょう。 |
飯田 圭織 著 2002.01.10 発行 1,500円 発行:近代映画社 タイトルの通り、 何を描いても、自画像だということを、分かって描いています。 風景の中に白いワンピース姿の自分がいるという絵、 これが一番多いのですが、 平穏で、色彩のバランスも良くて、素敵です。 言葉は、雑感のような断章です。 不定型の詩なのでしょう。 若くて素直でないと、書けない。 |
中澤裕子の allnightnippon sunday SUPER! 著 2002.07.30 発行 発行:ニッポン放送プロジェクト 1,200円 発売:扶桑社 ラジオの放送内容をテキスト化した本です。著者は中澤さんではありません。 評判の良かった放送回を選んだのしょうが、面白くありません。 発言のテキスト化ですから読みにくいのもありますが、なにより内容が薄い。 発言の差し障りの無いところだけを載せているように感じました。深夜のラジオですから、もっとアブナイ発言もあったのではないでしょうか。 そのような部分は、巻末の中澤さんへのインタビューで少し触れられていますが、本文ではそのような生き生きとした言葉のやりとりの雰囲気を窺う事ができません。 障りの無い発言だけを選んだ結果、本としては駄本になってしまいました。 写真がいっぱいあって装丁・レイアウトは、きれいな本ですよ。 |
安倍 なつみ 著 2003.04.15 発行 1,575円 発行:ワニブックス 軽やかなタレント本です。 面白い話しは、 ・飯田さんと、室蘭の同じ産院で生れた。 ・初めて飛行機に乗って、機内のイアホンや、おしぼりを、お土産に持ちかえった。 苦労やメンバーとの軋轢もあったでしょうが、軽く流してます。 ちょっと痩せたり、また太ったり、その程度です。 深く考えたり、あるいは深い言葉にしたり、 まだまだ、そんな暇は、ないのかもしれません。 |
矢口 真里 著 2003.10.31 発行 1,575円 発行:ワニブックス モーニング娘。としての、来し方。中間管理職の位置。 タンポポ、ミニモニから、ZYXまでのユニットについて。 各メンバーについて。 中澤さんや安倍さんの本と、同様の構成です。 よく目が行き届いています。 中澤さんのは、自分中心(自伝的にという要望があっての ことでしょう、)で、自分に厳しい。 安倍さんのは、自分中心の、甘いタレント本(そういう要望 があって)です。 |
中澤 裕子 著 2003.11.28 発行 1,470円 発行:ワニブックス 中澤さんの生い立ちから、30歳まで。 流れるような速さで、一気に述べられています。 24歳で、モーニング娘。を結成して、怒涛の3年半。 1時間くらいで読めてしまう。 原稿用紙に書いたのでなく、口述筆記を直していったものでしょうね。 文章の進行が、会話の調子のままです。 オーディションへの苦悩。 2期追加時の混乱、低迷期の確執、全然、後ろから見ていません。 後ろから見始めるのは、辻・加護さん登場のあたりからです。 その頃から、そろそろ卒業の目論みだったのですが、 市井さんが、急に脱退してしまったので、先延ばしになったようです。 |
安倍なつみ 著 2004.05.21 発売 2004.05.28 発行 1,575円 発行:竹書房 卒業前後のエピソード。 この本は、今でも売っているのでしょうか。 何か、安倍さんが2ヶ月謹慎する程度の問題があったようです。 安倍さんは、文章家ではない。 この本は、書かれた挿話にだけ意味があるのであって、 文章そのものや、頁の隙間の埋め草に使われたフェルトペンの 気の利いた風の書き込みには意味がない。 それがあっても本の価値あがらない、むしろ下がる。 ハロプロコンサートにまことさんが出てくるようなもので、 まことさんにも肖像権とかはあるでしょうけど、 まことさんが映る所為で映像の価値は下がる。 著作権抵触の問題は、奥付きに沢山名前のあがっている、 編集人、構成者、編集担当、出版エグゼクティブプロデューサー2名、 出版プロデューサー、出版アシスタントプロデューサー2名のミスです。 (060520) |
吉澤ひとみ 著 2007.04.20 発売 1,575円 発行:角川マガジンズ (雑誌扱い? (初版発行日とかの奥付きがありません) 「CDデータ」という雑誌に2001年頃から連載していたコラムを、まとめたものです。 古い話だし、大体がそっけない。 人の事も自分の事も深く話さない型の人ですので、仕方が無い。 人のキャラクターに触れてるのは、石川、辻、高橋さんについて、ちょっとだけ。 過去の連載を、現在の視点から回顧して述べた一言コメントが、面白い。 成長。余裕。 最後に、来し方行く末を語る部分があるのですが、 将来は、良く分かっていないようです。 歌い続けたいと言いつつ、人生の第2章などと、 今とは違う世界を目指すような事も言っています。 |