DVD 第1話「伊豆の踊子」 第2話「はいからさんが通る」 第3話「時をかける少女」 後藤 真希、保田 圭、辻 希美、 石川 梨華、矢口 真里、吉澤ひとみ、 高橋 愛、紺野あさ美、小川 麻琴、新垣 里沙 安倍なつみ、飯田 圭織、加護 亜依 2002年03月13日発売 4,500円 発売元:hachama 見る前に思っていたより、ずっとずっと、しっかりした作品でした。 配役がぴったり。 と言うより、初めに、3話の主役を、安倍、後藤、石川と決めて、 それから作品を決めたように思われます。 第1話「伊豆の踊り子」 踊り子は、後藤真希。 お年頃も、お色気の具合も、ぴったりの配役。 踊り子の妹分、辻希美。 お年頃も、色気も何もない具合も、ぴったりの配役。 売られて行く娘、保田圭。 名演です。 昭和初期という設定になっていますが、原作は大正初期だったと思います。 大正時代を映像化するのは、難しいのでしょう。 この時代の小説って、「身分」みたいなものが伏流にあって、 作者は大抵エリート側にいるので、今の時代に読むと感じが悪い面があります。 峠の茶屋の婆さんが、雨に降られて飛びこんできた書生を「旦那さん」と呼んで、 待遇するのも、一高の帽子をかぶっているからではなくて、袴をはく身分の男だから なんですね。 第2話「はいからさんが通る」 1話、3話に挟まれたコメディ。 紅緒は、石川梨華。 竹刀を振りまわしながら出て来る。それだけで、何となく笑えてしまう。 そんなキャラクターと容貌が、紅緒さんにぴったりです。 同級生に、吉澤ひとみ、矢口真里。 下級生に高橋、紺野、小川、新垣。 これは、漫画ですね。 講談社新書版、7巻プラス別巻1。まだ捨てずに持っています。 原作は、もっと少女漫画っぽいストーリーが色々ありましたが、 ショートコメディーとしては、紅緒が竹刀を振り回す場面だけで、充分なのです。 伊集院少尉の家は、ブレーメンの音楽隊と同じ洋館でした。 第3話「時をかける少女」 主役、芳山さん、安倍なつみ。 同級生、飯田圭織。 妹、加護亜依。 安倍さんも、高校生の役ではあるものの、容貌が主役にぴったり。 原田知世さんよりも、合ってるように感じました。 飯田さんの演技が、1ヶ所、ちょっと変でした。 化学実験室で安倍さんが倒れているのを見つけて、部屋から出てくる所。 なんだか後ろめたいような雰囲気で出てきます。 ストーリーの変更があったのだけれど、撮り直しする時間がなかったのかもしれませんね。 原作は、あっさりした短編だったと思います。 最初の映画は、場所は、尾道でしたが、本作では横浜の港地区になっています。 醤油醸造屋の吾朗ちゃんは、尾美としのりさんが演じて、幼い頃からの男友達、 報われないナイト、報われることを希望していないナイトとして、よい雰囲気を出していたのですが、 本作では、米屋になっていて、端役でした。 深町君の家も、緑深い場所にあって、老夫婦のたたずまいが、いかにも淋しく、 また、地震や火事や夜道やタイムスリップが、畏怖的に描かれていました。 本作では、明るい横浜の南向きのロケーションで、怖さが弱い感じでした。 最後、数年後に、記憶を持っていない芳山さんと深町くんがすれ違う場面。 最初の映画では、単に、大学の暗い廊下ですれ違うだけでしたが、 本作では、みなとみらい地区の明るい歩道で、タクシーに接触した深町くんに、 看護士学生の芳山さんが駆け寄るという、ちょっとくどい設定になってました。 あら探しみたいになってしまいましたが、全体として、良い作品だったので、ちょっと惜しいなと思って。 2001年の暮頃の撮影、モーニング娘。が、めちゃくちゃ忙しかった時期だと思います。 そんな中、これだけ良質のドラマを作ったことに感心しました。 売れてるモーニング娘。で、単発ドラマを作るということで、スタッフも気合が入っていたのでしょう。 伊豆の山道を歩くシーンの辻さんが代役だったり、 ロケ地が、近場の横浜だったりするのは、やむを得ないことです。 3人の主役と保田さんの演技も見事でした。 まあ、役柄にぴったりはまったということです。 |
●「新春! LOVE ストリーズ」(DVD) モーニング娘。 2008年正月はこれを見ていました。 2002年。6年前。 | ||
伊豆の踊り子。 後藤さん16歳なりたて。 |
保田。 |
辻。 |
ハイカラさんが通る。 石川さんもまだ16歳。 |
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時をかける少女。 安倍さんは20歳だけど童顔を利して高校生役。 |
(080104) |
DVD 第1話「三毛猫ホームズの犯罪学講座」 安倍なつみ 保田 圭 飯田 圭織 高橋 愛 ミニモニ。 矢口 真里 加護 亜依 辻 希美 ミカ 第2話「おれがあいつであいつがおれで」 吉澤ひとみ 石川 梨華 紺野あさ美 新垣 里沙 小川 麻琴 2003年07月16日発売 4,500円 発売元:hachama 2002年の年末、TBS-TVで放送。 他の俳優さん達の働きが大き過ぎて、頑張ってるのが保田さんだけ。 安倍さんは、精神的抑圧を抱えた無表情な役ということで、光らない。 原作に配慮したのだろうけど、三毛猫など不要。 吉澤さんは、アイドルドラマの主役を張るには、もう太り始めていて適さない。 「転校生」は、美少女でなくても、少年のように活発で軽快でなくてはならない。 この役に彼女のキャラクターは合っているのだろうけど、 鈍重に感じるまでに至ってしまった容姿のせいで、お話にならない。 それで演出上も編集上も、他の役者さん達の存在が大きくなってしまう。 1年前のドラマの主役 後藤,石川,安倍は、たとえ演技が下手であっても、 プロの大物の役者さん達を、助演の位置に従わせるだけの輝きがあった。 |