「よろしく!センパイ」 Growing Up Girls !

○2004年03月29日 「よろしく!センパイ(レッスン2日目&大谷 雅恵)」 TV東京 24:50~


ナレーション:
セカンド シングルに向けて動き始めたBerryz工房。
ダンスレッスン2日目、

(先生:今日はね、大変な日なの。
 Bメロとサビを一気にやるから、頑張って集中して)


ナレーション:
そう、今日は2日目にしてBメロからサビまで、
一気にマスターしなくてはいけない、大変な日であった。
デビュー曲とは、その内容が全く異なる今回、少々戸惑いを覚えるメンバー達。
こうして始まったダンスレッスン。
果たして、どんな完成形と見せるのか。

ナレーション:
メロン記念日 大谷がメンバーと出会ったときのこと。
大谷:
んー、ほんとに、何だろ、人生で初めての経験って言うか、
友達じゃないし家族じゃないし。
メンバーって言うのが、すごい新しい感覚だったんですね。
で、やっぱその初めて会ったときから、みんな個性があって、バラバラで。
これがグループになるんだって思うと、すごい不思議な感じがしましたね。

ナレーション:
99年、妹分オーディションに合格した4人で「メロン記念日」が誕生、
レッスンがスタートした。
その当時の大谷は…
大谷:
あのころの自分は必死なんだけど、
言われてることを、ほんとに理解してできてたかって言うと、
必死すぎてできてなかったですね。
でも、4人ともスタートラインが一緒だったので、
みんなで頑張ろうっていう根性があったかなぁって。
1人が遅れると、みんなで引っぱってこうとか思うし、
その4人でレッスンしてたことは、今に繋がってますね。

ナレーション:
メンバー同士が関係を築き始めたメロン記念日は、中野サンプラザで初舞台を踏み、
2000年2月19日にデビューする。
その時の心境は…
大谷:
思ったより、すごい厳しい世界だと思いました。
デビューって言うと華々しくて、
「わーすごい、デビューだー!」って気持ちがある私たちと、
結果を気にするじゃないですか、デビューシングルが何位なんだろ、とか。
で、思った数字よりも、低かったんですね。
で、その数字を上げてくために、頑張って、
順位が上がっていくのが、4人で嬉しくて、
努力を忘れずに来れたっていうのが・・、
今もずっと努力し続けてる自分たちがいることが、嬉しい。

ナレーション:
デビュー曲「甘いあなたの味」は不本意な結果となった。
しかし彼女の言うように、メロン記念日は、
リリースを重ねるごとに、その順位は上昇していった。
大谷:
いきなりドーンっていって・・、忘れちゃう心があるじゃないですか。
そこまでの努力をしてる人と、してない人の根性って違うと思うし。
これからもたぶん、まだまだ上があるので、
そこまで、どれくらい時間がかかるかわかんないですけど、
今できることを、4人が頑張って、行けたらなっ、と思います。

ナレーション:
その過程で出会った、あるシングルによって彼女達は変わったという。
大谷:
何か変わるんじゃないかっていう思いを、すっごい込めて作った1枚で。
その時はメロンも、悩んでた時期というか。
リリースのタイミングも、8ヶ月に1枚とかだったので。
やっぱそれは、本人は すごい不安じゃないですか。
次がダメだったらどうしようとか。
「これで最後だぞ」っていう言葉も、あったんですね。
だから頑張れって言われて。
もう難しいことは考えなくなりました。

もう大谷は特に、つんくさんに言われてたんですけど、
歌は心で歌うんだってずっと言われてて。
別に外したっていいじゃない、みたいな。
あの曲だったからなのか、すごい はじけられて、
つんくさんに「ありがとうございます」って言いたいです。


○2004年03月30日 「よろしく!センパイ(レッスン2日目&大谷 雅恵)」 TV東京 24:50~



みんな:
速~い
先生:
速いねー



ナレーション:
前回に比べて、かなり速い。
チェックと直しが入る中、やはりつかまるのは、石村と菅谷。
このセカンドシングルでも、二人は泥沼にはまってしまうのか。

ナレーション:
先輩 大谷雅恵が語るデビュー当時。
音楽活動では、ひたむきな努力を重ねている中、
メロン記念日は初めてドラマに挑戦することになる。
「サイボーグしばた」そして「キャプテンしばた」。
大谷:
その時は、すっごいがんばってるんですよ。
でも後で、時間がたってから見ると、
なんでこれしかできないのって思ってる。
でも、それは、その時よりも時間がたって、
自分があのときよりも成長してるって思って。
だからあの時の自分にダメ出しができるんだなって思うし。
そう思ったら、次はこうしよう、ああしようっていうのも出てきて、
なんか自分に与えられた役を すごい考えて、
自分なりに表現できるようになってたかなぁ、て。

ナレーション:
試行錯誤しながらも努力を重ね、
そんなひたむきな彼女達の姿を、
デビュー当時から見守り続けた先輩の存在があったという。
その人物とは…
大谷:
やっぱりハロプロのリーダー、中澤さん、がいること。
メロン記念日が妹分時代から、見てきてもらってる大先輩で。
よく話すわけじゃないんだけど、いつも見ててくれて。
今回の曲はこうだね、とか、そういう軽いお話なんですけど。
でもそれっていつも見てくれてるってことで。
何気ない言葉が、すごい嬉しかったりするんですよね。

ナレーション:
その後、音楽活動では、2002年12月に初めての単独ライブ。
そして翌年には、渋谷公会堂。
彼女達の夢の一つがかなった瞬間だった。

ナレーション:
これまで苦楽を共にしたメンバーについて…
大谷:
もう、くさい言葉で言うと絆が深いっていうか。
ほんとにその言葉が合う4人で。
スタートラインが一緒っていうので、
それが悪い方向に行ったりもあったんですけど、
でもやっぱりこの4人でなきゃいけないっていうのが、
みんながわかってることで。
だから頑張ろうってすっごい思って。
ライブも、いっつも感動しちゃうんですよね。
あの最後の曲になると。
「うわー、こんな4人だわー」と思って終わるのが、すごい楽しくて。
4人全員でデビューから苦労してきたのと、
感じたことが全部一緒だから、
感動するときも一緒だし。
言葉にしなくても、思ってることは一緒だったり。
感じててわかったりとか。
こんな4人は、ちょっと、
ハローの中ではうちらだけですよっていう
自信はずっと持っていたいんですよ。

ナレーション:
そんな彼女がBerryz工房に伝えたいこととは…
大谷:
緊張をすることで、自分たちが出せなかった時代があったので、
それだけは、やってほしくないっていうか・・。
緊張してもいいけど、
自分が出ないことは絶対マイナスになっちゃうので。
あと、いいライバル意識をずっと持ってることですね。
仲良くなりすぎると、喧嘩ができなくて、
お互い気を遣って、
言いたいことが言えないことがあると思うので。
ライバルだと。
自分たちは友達じゃないし。
気を遣わないでいて欲しいですね、メンバーに。
何でも言える、メンバー同士でいて。
喧嘩してもアリです。
でも、喧嘩した後はもっと仲良くなって終わるように、と。


○2004年03月31日 「よろしく!センパイ(レッスン2日目&柴田あゆみ)」 TV東京 24:50~


ナレーション:
ダンスレッスン2日目。
やはり石村と菅谷の遅れが目立ち始めていた。
先生から、細かいチェックと直しが入る。
とは言え、苦戦しているのは、この二人だけではない。
前回よりも速い動きに、メンバー全員が試行錯誤を繰り返し、
自分自身と戦っていた。
そんな中で、テンポの速いサイドステップについていけない徳永。
彼女も苦悩していた。
徳永:
あの、曲が速いから、
ダンスとかも、どんどん流れていっちゃって、
そこが難しいです。


石村:
前の曲よりも速いから、
何か途中でずれちゃったり、合わなかったり、
1テンポ遅くなっちゃうんです。

ナレーション:
こうして、この日は、それぞれが課題を残したまま終了となってしまった。


ナレーション:
この先輩のデビュー当時は、どうだったのか…
柴田:
ダンスレッスンの、
リズムをとる基本のレッスンがあるんですけど、
それが、全然ついて行けなくて。
で、あの、つんくさんがですね、
一緒に、こぉリズムを取るのを踊ってくださって。
そん時に、ついて行けない自分に、すごい腹が立って、
泣いたのを覚えてますね。
悔しくて。


ナレーション:
そんな彼女であったが、2000年2月、「甘いあなたの味」でデビュー。
そのリリースに伴い、インストア イベントで全国を回ったときのこと。
柴田:
「甘いあなたの味」の、発売記念イベントとか、
いろんな各地に、こぉ、イベントをしに行ったんですけど。
もう、お客さんが、こぉ、応援してくれるお客さんが何人来るのかなぁって、
すごい、それが気になってて。
でも、何だろ、わぁこんなにメロン応援してくれる人は、いるんだなって。
初めて、自分達にファンが出来た瞬間だったんで。
なんか、そういうの、すごい、今でも、
その時に来てくれたファンの方とかの顔は、覚えてますね。


ナレーション:
こうしてデビューを果たしたメロン記念日は、
セカンドシングル「告白記念日」、
サードシングル「電話待ってます」をリリース。
その当時、悩んでいた柴田が助けられた先輩がいると言う。

柴田:
沢山、いるんですけど。
中澤さんとか、飯田さん、保田さん、いっぱいいるんですけど。
でも、すごい印象に残っているのは、飯田さんで。
あの、ちょうど3枚目の「電話待ってます」の時ぐらいに。
やっぱ、わたしが いっぱい歌うパートが多くて。
で、すごい責任感を感じてたりとか、
なんか、そういう時期があったんですけど。
で、結構、そんなに考えられるような大人でもなかったし。
悩みを抱えてた時期に、飯田さんが、こぉ、そばに来てくれて。
で、何かあったら何でも話して、みたいな事を、声をかけてくれて。
メールアドレスを、あの、わたしの持ってた紙に、こぉ、書いて。
で、帰っていったんですよ。楽屋の外に、出ていって。
何か、そういう、そういうのが、すごく嬉しくて。
うん、何か、すごい、支えてもらいましたね。
今でも、たまにメールして来なさいよ とか、メールしてくれて。
優しい先輩を、沢山持ったなと、思います。

ナレーション:
その後、彼女の名前が入ったドラマが誕生する。
「サイボーグしばた」。
初めて挑戦するドラマで感じたこととは…
柴田:
結構、あの、内容が、ストーリーが変わってる感じの。
何か、わたしの能力が10倍とかっていう、痒さも痛さも10倍みたいな。
そういうものだったので、何か、結構、笑いながら撮影もでき。
何か、すこく、自分にとっては、
何だろ、あの、オーバー演技っていうんですか。
そういうのを勉強になったな、と、はい、思います。

ナレーション:
メロン記念日は2002年からシャッフル企画に参加。
それはモーニング娘をはじめ、ハロプロメンバーとの交流の場でもあった。
そこで先輩達から学んだこととは…
柴田:
教わることも沢山あったんですけど、見て教わることが多かったかなと。
何か、直接、口では出さない勉強を、いっぱいさせてもらったかな、と。
挨拶をしてる、何だ、風景とか。
あとは、対応とか、何か、接し方とか、
そういう、目で見る勉強を一杯させてもらいましたね。


○2004年04月01日 「よろしく!センパイ(ジャケット撮影&柴田あゆみ)」 TV東京 24:50~



ナレーション:
3月某日、ジャケット撮影が行われた。
今回の衣装について、
須藤:
何か、ここが、あの何か、
スタイリストさんが金魚とか言ってたんですけど。
この歌は、あの、今回の歌は、気合いが入っているので、
このグローブです。
Berryz工房ってちゃんと入ってるんですよ。


菅谷:
えー、かわいいです。
色のところとか。
熊井:
色のところ?
どんな色?
こことか?


菅谷:
そそそ、こういうところとか。
熊井:
後向いてください。
こういうところ

(背の腰の位置から、虹色の薄絹を垂らしてあるのです)


ナレーション:
まずはワンショットの撮影から、
今回は、どんなジャケットになるのか。



ナレーション:
先輩 柴田あゆみが成長過程で学んだこと。
2002年、彼女にある転機が訪れる。
それは タンポポへの加入。
そこで学んだこととは…
柴田:
あの、タンポポ、「Be Happy 恋のやじろべえ」で、
いろんなテレビ番組に出させてもらった時っていうのは、
メロンは、あんまりこぉ、あの、そういうテレビとか慣れてなくて、まだ。
で、すごい、あたし一人ですごい緊張、
実は緊、クールな顔して緊張してたみたいな時が多かったんですけど。
何か、堂々としてる梨華ちゃんが、自分よりも年下なのに。
で、こういうお仕事を、し始めたのも、割りと時期が近いんですよ。
なのに堂々としてるなっていうのが、すごい、ちょっと、刺激的でした。
あと、紺ちゃんとお豆ちゃんの事も、ちゃんと考えられてるっていうのが、
すごい、何か、周りも見れる余裕あるんだなぁっていうのが、
すごく、梨華ちゃんから教わったことですね。
こんなこと、面と向かっては、絶対言えないですけど。

ナレーション:
その後メロン記念日は2002年12月、念願の単独ライブを行う。
そして翌年には、渋谷公会堂のステージに立っていた。
柴田:
リハーサルとかやる前に、会場、2階席とか行ったりとか、したんですけど。
余りの広さと、やっぱ、ずっと立ちたいと思ってた場所だったので。
お客さん、入ってないけれど、鳥肌が立ちましたね。

ナレーション:
渋谷公会堂、そこは柴田にとって憧れの場所でもあった。
客席をいっぱいにし、盛り上がったステージ。
その時、アンコールで歌った曲には、
メンバー全員、特別な思い入れがあると言う。
柴田:
「ENDLESS YOUTH」は、特に、ホントに、
メロン記念日のことを歌ってるような歌詞だったりするんで。
あの歌を歌うと、やっぱり、うん、デビュー当時からの歴史が、
すごく、頭の中を流れますね。

柴田:
ライブ終えて、無事に終えて、何か、みんなの顔見たら、
やっぱ、何か、グループっていいなーと思って。
そう、渋谷公会堂に立てた、思いもすごい有っ、
嬉しくて感動したのもあったんですけど。
何か、その時は、こぉ、側に、何だろ、仲間がいるっていう。
グループだから、隣に誰かの感覚があるっていうのが、すごく感動で。
ちょっと、その時は、涙、止まらなかったですね、あん時は。
こ、ライブで、初めて涙を流しましたね。
ライブをして、泣いたことなくて、すごい、いろんな感動、あったんですけど。
でも、楽しさの方、嬉しさの方が上を行ってて。
そんなに、涙は流さなかったんですけど、
その時は、もう、涙が止まんなかったです。


○2004年04月02日 「よろしく!センパイ(ジャケット撮影&柴田あゆみ)」 TV東京 24:50~



嗣永:
何か、さっき、かわいいって言われちゃって。
あの、格好いいポーズしないといけないのに、
そやって言われたら、
あぁもっとやんないとなぁと、
ちょっと思いました。


夏焼:
えーと、途中まで撮ってきて、
すごい、いい、楽しいです。


須藤:
何か、気合いが入ってる感じがするよね。


菅谷:
するする


清水:
一人一人、少しずつ違っているんですよ。
そこが見所です。


ナレーション:
こうして行われたセカンドシングルのジャケット撮影。
いったい、どんな仕上がりとなるのか。
そしてBerryz工房は、4月28日のリリースを目指す。


ナレーション:
深い絆で結ばれたこのグループは、日々、成長していた。
デビュー以来、常に上を目指し努力し続けたメロン記念日。
リリースをするたびに、その順位は上がり、
8枚目となる「赤いフリージア」では、遂にトップ10入りを果たした。


ナレーション:
そんな苦楽を共にしたメンバーの存在とは、
柴田:
家族よりも一緒にいる時間が長いので、
何だろな、もう、居て当たり前なんですよね。
何か、うん、隠し事とかも全然ないし。
うん、何かもぅ、全部さらけ出して見せられるし。見せてもらえるし。
ていう、兄弟とか、そういう系でもないし、友達でもないし。
でも、何だろな、ライバルでもあるし。
でも、ずっと、苦しい時も、楽しい時も、全部、共にしてきた、ほかの3人なんで。
これからも、一緒に、感動だったり、を、味わっていきたいな、と。

ナレーション:
デビューから4年、これからも4人一緒に苦難を乗り越えたいと語る柴田。
そんな彼女がBerryz工房に伝えたいこととは…
柴田:
何だろ、教えてあげることって、ないような気がするんですよね。
すごい、何か、いっぱい、みんなで努力しているし。
何か、すごい頑張ってる姿を、すごい、わたしは感じられるっていうか。
いっぱい、そういう光景を見ているので。
何だろ、あえて口で言わなくても、周りを いっぱい見て、
吸収して行くんじゃないのかなって、思いますね。
いいこと、悪いこと、吸収して、で、判断して、大人になって行くっていうか。
周り見ていけるように、なるんじゃないのかな、と。
でも、かわいらしさ、キャピキャビさっていうのは、
持ち続けて欲しいな、そう思いますね。

ナレーション:
では、グループ活動が上手くいく秘訣とは…
柴田:
いっぱいメンバーと話すこと、かな。
やっぱり、メンバーだけじゃなくても、
話すことによって、何か、相手のことを分かるじゃないですか。
今、あの子は、こう思っているとかいうのも、
話していけば、多分、きっと分かって行くと思うんですよ。
みんなが同じ夢を持っているので、うん。
すごい、苦しい時も、やっぱり、夢はひとつ、みたいな。
みんなの夢はひとつ、みたいな。

柴田:
つらい事だったり、大変な事とか、多分、
これからきっと、あると思うんですけど。
でも、その、それを乗り越えた時の感動っていうのは、
やっぱり、同じメンバーしか味わえないと思うんで。
で、わたしが、ここまで、多分、来れたのは、
周りのみんなが居たからだと思うんで。
みんな、そう思ってたら(笑)
 どうでしょう。

でも、ホントに、辛い時とかも、一緒にいるメンバーなんで、
それを乗り越えた時の感動ってのは、
ほんと、メンバーしか分かんないと思うんで。
その感動を、味わってください。


ナレーション:
先輩から後輩へ、28人が自らの過去を赤裸々に語り、
その経験を基に送ったメッセージ、伝えたいこと。
そこには、後輩達を思う愛情が隠されていた。
これを受け止めた彼女達は、この先、どう生かしていくのか。