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- ナレーション:
- 最初は音のレベルを調整する 音合わせ。
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- ナレーション:
- その前に、先生と振りを再確認。
今まで練習してきたことを、
ひとつずつ思い出すだけで徐々に緊張が高まっていく。
果たして、その成果を発揮することが出来るのか。
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- ナレーション:
- そして始まった音合わせ。
合計8台のカメラに囲まれて緊張しないわけがない。
ましてや、まだ経験の浅い彼女達。
その表情は硬直していた。
そんな状態で、とりあえず音合わせは終了。
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- ナレーション:
- VTRをチェックして、
表情の硬さを自覚した彼女達の反応は…
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- 清水:
- 目がうろちょろしてるから、気を付けたい
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- 徳永:
- ちょっと笑ってなかったんで、
あと2回あるんで、
超元気、超笑っていきたいと思います。
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- 須藤:
- 笑顔がね、無かったんで、
本番は、楽しいところは楽しく、かわいいところは可愛くとか、
格好いいところは格好いいとか、いきたい
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- 夏焼:
- カメラ目線とか、
そういうのを気にしながら、やっていきたいと思います。
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- 菅谷:
- もうちょっと笑顔があった方がいいんですよ。
本番は笑顔でいきたいと思います。
- ナレーション:
- モニターを通し、
自分達に足りなかったものをしっかりと自覚していた。
こうして、それぞれが課題を残し、次はカメラリハーサル。
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- ナレーション:
- 6期加入のこの先輩は、デビュー当時を、こう振り返る。
- 田中:
- 一番初めは、ほんと出来なきゃいけないことなんですけど、
ほんと当たり前のことなんですけど。
6期3人は、こぉ、挨拶が、とか、普通に、普通の子が出来ることが出来なくて。
すごい、挨拶のこととかで、怒られて。
どこで言おう、あ、ここで言ったらいいとかいな、
あ、おはようございまーすとか言って、
そういうの、何て言うんですかね。
間じゃないけど、その挨拶のタイミングを考えるのが、
最初にすごい難しいってか、こぉ、苦労しました。
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- ナレーション:
- 昨年行われたオーデョションに合格し、
6期生として モーニング娘の一員となった田中。
先輩達と初めて顔を合わせた時は…
- 田中:
- 会ったときは、やっぱり、ぅわ、モーニング娘がおる、と思って、
そういう気だったんですよ。
やっぱ、かわいいなー、きれいやねーと思って。
自分もそういうふうに、なりたいなーと思って、
うん、今、頑張って来てます。
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- ナレーション:
- そんな田中、オーディションに合格後、
いきなり映画を撮影することになる。
当時、同期の二人に対しライバル心は無かったのか…
- 田中:
- ありますねー。
なんか、写真とか撮るじゃないですか、
スチールとか撮ったときに、必ず二人のポラは確認するんですよ。
あ、こんな風に写ってると思って。
自分は、もっと明るく行こうと思って。
そう、みんなに、すごい、ライバル意識、すごかったです。
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- ナレーション:
- その年の7月、先輩達と合流した6期生達は
「シャボン玉」のリリースでデビューを飾る。
しかも、田中は、いきなりセンターを務めることになった。
当時のダンスレッスンを振り返って、こう語る。
- 田中:
- 最初はー、もぅ、夏先生に教えてもらうっていうことで、
もう、緊張して、してたしー。
あと、先輩を、一緒に、(やり)ようっていうことが出来るって言ってたしー。
緊張、緊張で、なんか、よく覚えてないんですよ。
でも、すごい、自分がシャボン玉でセンターで歌えて、
頑張ろうって思って、やってたのは覚えてます。
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- ナレーション:
- クールに見られがちな彼女だが、実はかなりの努力家。
- 田中:
- しますよ、すっごい。
お風呂とかでも、なんか気付いたら歌ってて。
だから、練習しないと気が済まないですよね。
で、親に、親とかに聴いてもらって、
うんそれなら大丈夫って言ってもらわないと、自分ではすごい不安で、
なんか、こぅ、こうなるんですよね。(肩をすぼめて落ち込む仕草)
なんか、親に聴いてもらったりしても。
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- ナレーション:
- では、デビュー当時、頼りにした先輩とは…
- 田中:
- やっぱ、なんか、一緒の6期って、
同期っていうのがある、ある所為かも知れんけど。
藤本さんが一番、こぉ、ちょこちょこ言って来てくれたり、
ここはこお、こうしたほうがいいよとか、
ポッと言って来てくれたりしました。
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