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- ナレーション:
- 最後の仕上げを繰り返す中、
メンバーの体力と集中力が切れ始める。
- (先生が種々文句をいう)
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- ナレーション:
- これが最後のレッスン、のんびりとはしていられない。
そんな中、嗣永と熊井の身体に異変が起き始めていた。
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- ナレーション:
- 嗣永は、もうこれ以上動けないと、体力の限界を訴え、
また、熊井は激しい腹痛に襲われ、リタイア。
レッスン場を離れ、休む二人。
嗣永の目には情けない自分を責める悔し涙があふれていた。
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- ナレーション:
- そんな彼女を気遣って、
何度もダンスのアドバイスをしてもらった石村が、 そばに寄り添う。
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- ナレーション:
- メンバー達が心配して見つめる中、
二人が出した答えは・・
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- ナレーション:
- 記録用のVTRを撮影するために、
もう一回だけ頑張って踊るというものだった。
あと一回なら頑張れる。
そう決意し満身創痍でVTR撮影に臨む二人。
しかし、この後、プロの厳しさと知る。
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- ナレーション:
- 丁度その頃、振り付けのYOSHIKO先生が合流。
そして最後のレッスンが始まった。
嗣永は残った力 全てを出して踊る。
また先生は、その事情を全て把握した上で、黙って見つめる。
- ナレーション:
- 1曲通してのダンスが終わり、先生の口から出た言葉は・・
(ちゃんとできていない。もう一回)
そこには、プロとして生きていく上での厳しい現実があった。
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- ナレーション:
- 先輩達は、どのようにしてプロの現実を乗り越えたのだろうか。
2001年4月 メジャーデビューを果たした カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)は、
その後「恋人は心の応援団」をリリース。
そして、ここに彼女がやって来た。
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- ナレーション:
- 2001年12月、
新メンバーとして里田まいが加入したのだ。
- 石川:
- 大人っぽい
- りんね・あさみ:
- でしょー
- 石川:
- りんねさんより年上かと
- りんね:
- ちょっとぉ!
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- 石川:
- あら、あさみも17歳でしょ
- あさみ:
- そうだよ
- 石川:
- 全員、一緒だよ
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- 里田:
- ダンスも歌も、やったことなくて。
好きだけど、やったことなくて。
全てにおいて大変だったんですけど。
しゃべることも大変でしたね。
どうしてみんな こんなにポンポンポンポン 口 口が 言うことがポンポン出てくるんだろうって。
何かすごい、そういう。
カチンコチンでしたね。
何 考えてんのか分かんないって言われてました。
大人っぽいねって言われてて。
で、でも、私 北海道のときは、一番ピチピチしてたんですよ(笑)
学校の中で。
結構、大人っぽいとは言われてたんですけど。
同じグループにしては、あんたが女子高、高校生っぽいって言われてたんで。
どうだって思ったら、みんな すごい無邪気な子達の集まりで。
そういうのに溶け込むのも、最初、すごく苦労しましたね。
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- ナレーション:
- そんな彼女は、それから4ヶ月後、
カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)の一員として、
「色っぽい女~SEXY BABY~」で、デビュー。
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- 里田:
- ほんとに振りを憶えるのが、本当に遅くて。
体は硬い、振りは憶えられない、 表現力 全く出来ない。
もう、私、休憩の時間も、じゃ里田だけ練習って言われて、ずっと練習して。
鏡と一対一で、も、やってるんですけど、
段々やってるうちに頭の中 回んなくなって、
私 何やってんだか わけ分かんなくなっちゃったーみたいな感じで。
周りは、もっと大変だったと思うんです。
大丈夫かなぁ里田はっていう感じだったと思いますよ。
- ナレーション:
- そんな彼女、苦難を乗り越えた方法とは・・
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