「よろしく!センパイ」 Growing Up Girls !

○2004年02月09日 「よろしく!センパイ(ダンスレッスン&あさみ)」 TV東京 24:50~



ナレーション:
3月3日デビューに向け、日々走り続けるBerryz工房。
ダンスレッスンも3日目を迎え、少しずつ形になり始めていた。



先生:
何で、菅谷ってさ、そうなっちゃうの?
(間違ったあとに、やっちゃったって顔をする)


ナレーション:
実はPV撮影が目前に迫っていた。


菅谷:
ちょっと間違えたことあるんですけど、
まあ 半分は出来たから、良かった。
間奏とかステップとか。
みんなに負けないように頑張りたいと思います。


石村:
えーと、間違ってるところもあったけど、楽しくできました。
リズムの取り方を、もっと正しくやりたいです。

ナレーション:
そして迎えたダンスレッスン最終日。
Berryz工房に緊急事態が発生。


ナレーション:
ところで、この先輩のデビュー当時は、どうだったのだろうか?

【発言の内の不要と思う
「すごい、やっぱ、とか、ほんと、何か、何だろう」等を
 除くこととします】


あさみ:
歌が大好きで、この世界 入ってきたんですけど、
でも、何も分らないまま、
殆ど、大人に混ざって仕事してるようなものじゃないですか。
だから、もう挨拶から そうだし、
歌も踊りも全部が もう苦労していて。
例えば、あの、ダンスは、最初、すごい憶えが悪くて。
分かってるんだろうけど、何か、
手がちゃんと伸びきれなかったり。
ほんと ずっと毎日のようにテンパッてて。
すごい苦労した しましたね。
全部が、苦労しましたね。


ナレーション:
それでは、いったいどのようにして克服したのか。
あさみ:
とにかく振りのビデオを見て、
自分の悪いところ 見つけて、
そうですね、悪いところ見つけて、
そこを見つけて何回も練習して。
自分の悪いところを見つけることが、
一番の克服することだったんじゃないかなって思いますね。


ナレーション:
彼女がこの世界に入るのには、少々変ったきっかけがあった。
実は、犬ぞりレースで優勝という経歴の持ち主。
そして その大会で、当時のメンバー りんね と出会い
カントリー娘に興味を持つ。
その後 彼女はオーディションを受け、見事合格。


ナレーション:
そして「恋がステキな季節」をリリースし、活動がスタート。
また、同曲が主題歌となった映画にも出演した。

翌2001年4月、カントリー娘は大きな転機を迎えることになる。


ナレーション:
メジャーデビューをするにあたって、合流したのが
モーニング娘からやって来た助っ人、石川梨華。


石川:
よろしくお願いします。
りんね:
よろしくお願いします。
あさみ:
よろしくお願いします。


ナレーション:
こうして、モーニング娘に4期生として加入した石川を 助っ人に迎え、
新ユニット「カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)」が誕生した。


ナレーション:
あさみと石川は同い年。
キャリアこそ、左程変わらないものの、
石川はモーニング娘の一員となったその日から、
厳しいレッスンなどを乗り越え、それまでを過ごして来た。
メジャーデビューへ向けての行程 一つ一つにおいて、
彼女から学ぶものは多かったという。


ナレーション:
あさみと石川は同い年。
その後「初めてのハッピーバースデイ!」をリリースし、
待望のメジャーデビューを飾った彼女達。
この時、あさみがそこで学んだこととは・・


○2004年02月10日 「よろしく!センパイ(ダンスレッスン最終日&あさみ)」 TV東京 24:50~



ナレーション:
1月下旬、これまで数々の問題を抱えてきたダンスレッスンも
ついに最終日を迎えた。
前回苦い思いをした石村はというと、


ナレーション:
少し遅れ気味の彼女に対し、
徳永・夏焼や嗣永の3人が中心となって積極的にアドバイス。
ここへ来て、連帯感も出始めていた。


ナレーション:
和やかに始まったレッスンだったが、
この後、駄目出しの嵐となる。
こうして回数を重ねていくなか、
少しずつ疲れが見え始める。

そしてこの後、
ダンスレッスン最終日にして最悪の事態を迎えてしまう。


ナレーション:
先輩達はどのように乗り越えていったのか。
この人の場合・・

(カン梨華 対面場面)


あさみ:
一番大変だったときは、
「初めてのハッピーバースデイ!」が大変でしたね、
あたしにとっては。
他のメンバーの子は、速いペースで振りを憶えていくんですよ。
私だけ置いてかれちゃって。
で、夏先生に、わあーって言われて、
泣きながらやってたことがあったんですけど。
それが、すっごい大変でしたね。


ナレーション:
これは当時行われたPV撮影の様子。
あさみと石川は同級生ということもあってか、
和気藹藹と笑顔で撮影に臨んでいた。
そこで、彼女が石川から学んだこととは・・


あさみ:
梨華ちゃん、色んなところで、お仕事してて、
あたしよりも、分かってる。
振りの中で、ただ踊ってるだけじゃなくて、
歌いながら表情、
顔の表情もつくらなきゃいけないじゃないですか。
そういう表情が、梨華ちゃん、すっごい上手で。
そういうのは、勉強しましたね。
あのブリブリなところとか。
ナレーション:
では、他に先輩達から教わったことは・・
あさみ:
飯田さんも、
最初、踊り、どうしたらいいんですかって、
チラッと話したことがあって。
あさみは小さいんだから、
とにかく腕が千切れる、ま大袈裟なんですけど、
腕が千切れるぐらいまで伸ばしてみたらって。
中澤さんには、自信 持ちなさいって言われました。
全部、全てにおいて。
だから、何でも自信 持ってやれば、
絶対出来るからって言われたことがあって。
それは憶えてますね。


ナレーション:
メジャーデビューから数ヶ月後、
このグループは、更なる転機を迎えることになる。
新メンバー里田まいの加入。
そして、


里田と石川の初顔合わせ。


左から、りんね、あさみ、里田、石川。


○2004年02月11日 「よろしく!センパイ(ダンスレッスン最終日&里田まい )」 TV東京 24:50~



ナレーション:
最後の仕上げを繰り返す中、
メンバーの体力と集中力が切れ始める。

(先生が種々文句をいう)


ナレーション:
これが最後のレッスン、のんびりとはしていられない。
そんな中、嗣永と熊井の身体に異変が起き始めていた。


ナレーション:
嗣永は、もうこれ以上動けないと、体力の限界を訴え、
また、熊井は激しい腹痛に襲われ、リタイア。
レッスン場を離れ、休む二人。
嗣永の目には情けない自分を責める悔し涙があふれていた。


ナレーション:
そんな彼女を気遣って、
何度もダンスのアドバイスをしてもらった石村が、
そばに寄り添う。


ナレーション:
メンバー達が心配して見つめる中、
二人が出した答えは・・


ナレーション:
記録用のVTRを撮影するために、
もう一回だけ頑張って踊るというものだった。
あと一回なら頑張れる。
そう決意し満身創痍でVTR撮影に臨む二人。
しかし、この後、プロの厳しさと知る。


ナレーション:
丁度その頃、振り付けのYOSHIKO先生が合流。
そして最後のレッスンが始まった。
嗣永は残った力 全てを出して踊る。
また先生は、その事情を全て把握した上で、黙って見つめる。

ナレーション:
1曲通してのダンスが終わり、先生の口から出た言葉は・・

(ちゃんとできていない。もう一回)

そこには、プロとして生きていく上での厳しい現実があった。


ナレーション:
先輩達は、どのようにしてプロの現実を乗り越えたのだろうか。

2001年4月 メジャーデビューを果たした
カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)は、
その後「恋人は心の応援団」をリリース。
そして、ここに彼女がやって来た。


ナレーション:
2001年12月、
新メンバーとして里田まいが加入したのだ。
石川:
大人っぽい
りんね・あさみ:
でしょー
石川:
りんねさんより年上かと
りんね:
ちょっとぉ!


石川:
あら、あさみも17歳でしょ
あさみ:
そうだよ
石川:
全員、一緒だよ


里田:
ダンスも歌も、やったことなくて。
好きだけど、やったことなくて。
全てにおいて大変だったんですけど。
しゃべることも大変でしたね。
どうしてみんな こんなにポンポンポンポン 口 口が
言うことがポンポン出てくるんだろうって。
何かすごい、そういう。
カチンコチンでしたね。
何 考えてんのか分かんないって言われてました。
大人っぽいねって言われてて。
で、でも、私 北海道のときは、一番ピチピチしてたんですよ(笑)
学校の中で。
結構、大人っぽいとは言われてたんですけど。
同じグループにしては、あんたが女子高、高校生っぽいって言われてたんで。
どうだって思ったら、みんな すごい無邪気な子達の集まりで。
そういうのに溶け込むのも、最初、すごく苦労しましたね。


ナレーション:
そんな彼女は、それから4ヶ月後、
カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)の一員として、
「色っぽい女~SEXY BABY~」で、デビュー。


里田:
ほんとに振りを憶えるのが、本当に遅くて。
体は硬い、振りは憶えられない、
表現力 全く出来ない。
もう、私、休憩の時間も、じゃ里田だけ練習って言われて、ずっと練習して。
鏡と一対一で、も、やってるんですけど、
段々やってるうちに頭の中 回んなくなって、
私 何やってんだか わけ分かんなくなっちゃったーみたいな感じで。
周りは、もっと大変だったと思うんです。
大丈夫かなぁ里田はっていう感じだったと思いますよ。
ナレーション:
そんな彼女、苦難を乗り越えた方法とは・・


○2004年02月12日 「よろしく!センパイ(ダンスレッスン最終日&里田・みうな )」 TV東京 24:50~



(先生は、もう一回と。嗣永には動きが違うと)
ナレーション:
こうして振りの間違いを指摘された嗣永は、
同じチームの3人にアドバイスをもらい、再び挑戦することに。
体力の限界を訴えていた彼女だが、
メンバー達に励まされているうち、
少しずつ笑顔を取り戻し始めていた。


ナレーション:
先生は、そんな彼女達の状況を、こんな思いで見つめている。

YOSHIKO:
ぃや もう、基本的に、あの、取りあえず こぉ、
ダンスをもっと上手くとか 格好良くとかよりも、
やっぱり ZYXとか あぁ とか 先に出た みんなの仲間達のユニットに、
Berryz工房は勝ちたいっていう気持ちでやって欲しいんですけど、
も、そういう気持の部分で、もう、今日の時点では、完璧に負けてるので、
あの ZYX と あぁ と比べちゃうと。
だから、やっぱり、やるからには、いいライバルな気持ちを持って、
絶対負けない、絶対Berryz工房で、
あの 頑張って格好いいって言われたいとか、
みんなに応援してもらいたいとか、
そういう気持ちでやって欲しいんですけど、
それが ちょっと感じられなくて、わたしは残念でした。


ナレーション:
決して口には出さないが、
先生は深い愛情をもって彼女達と向き合っていた。
それゆえの厳しさ。
プロとしての自覚を持たせる。
一人前のアーティストに育てたい。
そんな先生の思いは通じるのだろうか。


ナレーション:
では、この人の場合、どのようにしてデビュー当時を乗り越えたのか
今だから語れる、苦手だった歌とダンスの克服法とは・・・

里田:
もう 練習ですよ、ほんとに。
私は部活やってた時も体育会系のところがあって、
よく先生、部活の先生、すごく厳しい方で、
例えば、スランプですか、出来ない、
上手くいつものように調子が乗らなく、
出来ないってときは、
出来ないじゃないんだ、練習しろって、
とにかく練習しろって言われて。
あ、そうか、悩んでる暇あったら、
わたしは練習しなきゃいけないんだと思って。

その頃から、その時の「SEXY BABY」の振り付けの
仮? から、も、ずっと練習でしたね。
一人で、もう踊って。
とにかく、あ どうしようって思う暇があったら、とにかく体 動かそうって。
練習してましたねー。


ナレーション:
その後、彼女にとっては2枚目となる「BYE BYE 最後の夜」をリリース。
里田自身の活動は軌道に乗り始めていた。
では、その過程において、先輩達から教わったこととは・・・


里田:
素でいることって、すごく出来るようで
出来ないんです、カメラの前にいて。
写真撮るときもそうだし、
こうやって映像撮るときもそうだし。
その素でいることっての
出来るようになったのも、ほんとに最近で。
今もまだ やっぱり どっか。
もっともっと きっと弾けられるって思ってて。
そういうの教えてくれたのが、やっぱり先輩ですね。
あさみちゃんや りんねちゃんや、周りの先輩達ですね。


ナレーション:
2003年、カントリー娘は、更なる転機を迎える。
大激戦のオーディションを勝ち抜いて、
新メンバー みうな が加入。
そしてユニットも「カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)」に
生まれ変わった。


みうな:
なんかもう緊張しすぎて、マイクの持ち方が、
普通はこうやって持つんですけど、
こぉなっちゃったんですよ。
なんか、ソフトクリームを食べてるような。
持っちゃったりとかして。


ナレーション:
そんな彼女、自身2枚目となる
「先輩~LOVE AGAIN~」を昨年末にリリース。
この頃には、すっかりメンバーにも溶け込み、
堂々とステージに立っていた。
それまでの道のりで、心がけていたこととは・・・

みうな:
何回も経験をすること。
練習をすること。
それが、克服につながったんじゃないかなって思ってます。


○2004年02月13日 「よろしく!センパイ(レッスン終了&カン娘。)」 TV東京 24:50~



ナレーション:
焦りと不安に襲われる中、最後の通しレッスンとなった。
こうして全てが終わったところで、
先生からの厳しい言葉が彼女達の胸を直撃する。

(先生の全般的な苦言)

こうしてダンスレッスン最終日は後味の悪いものとなってしまった。


ナレーション:
一人遅れ気味だった石村は、

石村:
さっきよりは上手く出来たけど、
足を上げるところとかが、ちゃんと出来ません(でした)ね。
上げられなかったりして。


ナレーション:
レッスン半ばで体力の限界を訴え、
厳しい指摘を受けた嗣永は、

嗣永:
今日は何かその、休憩とかも少なくて、ちょっと辛かった。
でも、ちょっとハード過ぎて、それで倒れそうになっちゃた。
でも練習は、このここでやる練習も頑張るんですけど、
家でやる練習を すごい中心的に頑張っていきたいなって思います。


ナレーション:
そして最終日を終えて先生は

YOSHIKO:
ちょっとは、昨日の まぁ経過とかもあって、期待してたんですけど、
ま 最後は出来るようになるかなぁみたいに思ってたんですけど、
も 最後はもう、正直見た感想は、
みんなへばっちゃって、もう集中力も切れてて、
今は、心ここにあらずって状態で踊ってるのが、もう、半分以上 感じたので、
正直言って、すごい残念な、最後のレッスンでした。


ナレーション:
それぞれの思いの中、
ダンスレッスンは、全行程を終了してしまった。
そんな彼女達へ先輩からのメッセージ
みうな:
あんまり 力まないことですね。
落ち着いて、歌ったりとか踊ったりとかが
出来るようになれば、いいんじゃないかと思います。


あさみ:
緊張も大事だけど、でもやっぱ自信、
自分にもっともっと自信を持って、歌とか踊りとかでも。
ま 自信もってやらないと、
そういうのって すごい 人前に出ちゃうから。
消極的にならないで、すごい積極的に前へ前へって、
お互い、そういうのやってけば、
すごい いいグループになるんじゃないかなって思うし。


里田:
諦めないことですね、負けない。
やっぱり、自分に負けたら多分 終わりだと思います、そこで。
自分が駄目と思ったら、きっと そこで終わりなんですよ。
どんなに悔しくても出来なくても、諦めないこと。
スタートは一緒でも、出来る速さとか憶える速さとか、
それぞれ違うと思うんですね。
すぐ身につく子もいれば、そうじゃない子もいる。
だけど、そこで絶対 諦めないこと、かな。
でも、これ、あたしも まだまだ、これからも絶対
やっていかなきゃいけないことと思いますね。