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- 三人:
- せーの。
- ナレーション:
- そして、レッスン開始数十分前には、自主的に振りを確認する
前向きな姿勢も見えてきました。
田中を中心に、うまくまとまっている様子です。
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- 田中:
- 違う、こう引っ込んだ時に二人は、こぉやって歌う。
そんな風にしな、いかんと。
ちょっと、
- 道重:
- こぉやって?
- 田中:
- ちょっと、出てーみたいな。
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- 夏:
- お疲れっです。
- 三人:
- お願いしまーす。
- 夏:
- 練習した?
- 三人:
- 今、しました。
- 夏:
- 時間ないからね、早速、やろう。
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- 夏:
- ダラダラ、Do It。 すぐ。
- 田中:
- こお?
- 夏:
- うん。
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- ナレーション:
- これが最後のダンスレッスン。
- 夏:
- シャープに、ジャープに。
- ナレーション:
- これまでにないほどの集中力で、振りを覚えていきます。
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- 夏:
- もっと、シャープに。
- ナレーション:
- 夏先生に対し、一歩引いた態度をとってきた3人。
- 夏:
- こっち見て、Do It。で正面見て。
- ナレーション:
- しかし、それも、今や、まったく感じられません。
- 夏:
- Do It。
一番いい顔は、正面向いたとき。
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- 夏:
- せーの、Do It。
もう一回、いくね、せーの、Do It。
もっとシャープに。
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- ナレーション:
- 音に合わせての振りも、徐々に、さまになってきました。
多少、戸惑いはあるものの、徐々に彼女達に変化が現われてきました。
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- 夏:
- もう一回、いくね。
- 三人:
- はい。
- ナレーション:
- ハードなレッスンにもかかわらず、
実に積極的になって来たのです。
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- 亀井:
- ♪どんな未来が訪れても
- ナレーション:
- 人一倍、大きな声を出して踊っているのは、亀井絵里。
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- 夏:
- いくね、今んところ行くよ。
- 田中:
- あのー、先生、も一回、教えてください。
- 夏:
- ほ?なになに。
- 田中:
- も、一回、教えてください。
- 夏:
- どこ?
- ナレーション:
- そして、昨日、返事も出来なかった田中は、
3人の中で一番多くの質問を投げかけていました。
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- 夏:
- 自分を、表現をアピールする、
アピールするという事。
一番、誰よりも強い、ビームを目から出そうと思って。
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- 夏:
- 自分の目から。
それが最初の
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- 夏:
- カチカチカチ・ダダダダって、やった時。
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- 夏:
- いい?
- 田中:
- はい。
- 夏:
- はい、ちょうだい。
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- ナレーション:
- その成長ぶりは、夏先生をして、
わたしを本気にさせたと、言わしめたほど。
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- ナレーション:
- 3人は、限られた時間で、懸命に踊り続けました。
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- ナレーション:
- その顔付きは、昨日に、全く見られなかったものです。
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- ナレーション:
- そして、この日最後の、
音に合わせての振り確認を迎えました。
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- 三人:
- お願いします。
- 夏:
- モーニング娘。になんだよ。
成り切るんだよ。
プロのアーティストになるんだよ。
歌って踊って、表現すんだよ。
お客さん、この人達、カメラだと思わなくていいよ。
お客さんだと思いな、この人達。
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- 三人:
- お願いします。
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- ナレーション:
- 課題発表は、明日。
彼女達は、最後にして、最高の ダンスレッスンの時間を過ごしたのです。
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- 三人:
- お願いします。
- 菅井:
- お願いしまーす。
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- 菅井:
- 一人ずつですよね?
道重、一番最後にしたいんですけど。
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- 亀井:
- ♪そんな優しさ
- ナレーション:
- 歌詞がリズムに先行する亀井。
- 菅井:
- そうそうそう、その前に気をつけさい。
そんな「優ーしさ」じゃない、「やさーし、さ」
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- 亀井:
- ♪そんな優し、さ、初めの頃だけね
- 菅井:
- 早いよ
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- 亀井:
- ♪信じることにするわー
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- 菅井:
- す、すーるーわー
- 亀井:
- すーるーわー
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- 亀井:
- ♪信じることにすーるーわー
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- 亀井:
- ♪いつまでも、あ、赤いフリージア
- ナレーション:
- まだまだ修正の余地はあるものの、
実に楽しそうに歌っています。
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- 亀井:
- 歌詞覚えたから、何だろ、
自信ってわけじゃないけど、
ま、堂々として歌えるかなとは、思って、歌ってたから。
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- 亀井:
- それに、何か、最後のレッスンだったから、うーん。
何かね、頑張ろうと思った、から。
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- 亀井:
- あの、ひと前?で。
出んのが、恥ずかしいって言うか、 あんまり苦手だけど、
何かわかんないけど、その、カメラ持ってるからとか、
まぁ、それもあるけど、カメラもあるし、 スタッフの人も、みんないるし、
いるけど、そん中でも、全然普通に歌えたから。
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- 亀井:
- うーん、何だろ何だろ、
一回、大きな声出しちゃえば、平気だなって。
ぃや、それ、先生に怒られるから出すとかじゃなくて、
出したいって思ったから。
ん、その辺は、少しずつ強くなった気がする。
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