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- 夏:
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歌いながらやった方が、絶対、覚えられるから。
カウントで踊るわけじゃなくて、 みんなは、ダンサーになるわけじゃなくて、モーニング娘。、なるだろ。
という事は、歌って踊れないと駄目だから。
歌いながら、踊りな。
行くよ。
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- 三人:
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♪最初のデートの帰り道
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- 夏:
- あのさー、ちょっと待って、
あの、私が言ってる事は、聞こえてる?
- 三人:
- ・・・
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- 夏:
- 私が言ってる事は、田中と亀井と道重には、聞こえていますか。
- 三人:
- はい。
- 夏:
- はい、それで、さっき、ここで、4人でお話しました、座って。
何て、言われましたか。
三つぐらい言いました。ひとつずつ言ってってください。
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- 田中:
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あいさつをする。
- 夏:
- はい、挨拶をしよう、ね。1個。
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- 夏:
- はい、次。
- 亀井:
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・・・・踊る。
- 夏:
- はいよ、歌いながら踊る。そうだね。
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- 夏:
- はい。
- 道重:
-
・・・・
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道重:- ・・・・
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- 夏:
- 思い出した、よし。
- 道重:
- 返事をする。
- 夏:
- ん?
- 道重:
- 返事をする。
- 夏:
- 返事をする、だよな。
分かった。
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- 夏:
- じゃーあ、もっと、いっぱい、いろんな事言ったんだけど、
目を見て、ちゃんとお話しましょう。
もっと、声を大きく出しましょう、って言ったんだけど、
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- 夏:
- 今、みんなが覚えてた、三つだけでいいや。
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- 夏:
- その三つだけやれば、
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- 夏:
- 夏は、ちゃんと踊りを教えてあげるよ。
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- 夏:
- その、でも、三つを出来なかったら、教えてあげられない。
いいね。
この三つは、やるって、約束して。
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- 夏:
- 約束できなかったら、今、言って。
約束できる人?
できない人?
人、いない。
ここには、人がいなかった。
いない、誰もいなかった、ここには。
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- 亀井:
- できます。
夏先生、できます。
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- ナレーション:
- 夏先生の質問に対し、
何も答えない3人。
夏先生は、無言で、レッスン場を後にします。
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- 三人:
- 夏先生、
- 夏:
- はい。
- 三人:
- 約束できます。
- 夏:
- 約束できる。
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- 夏:
- 国語の勉強しようぜ。
約束を、の次に来る言葉は、何?約束を、
- 亀井:
- まもります。
- 夏:
- そう、守るのね。
約束を、守る、うん。
じゃ、約束、守ってよ。
- 亀井:
- はい。
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- 夏:
- 今、歌ってた人?
- ナレーション:
- 約束したにもかかわらず、
声を出して歌わなかった3人。
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- ナレーション:
- 失望する夏先生。
しかし、先生は、それでもレッスンを続けました。
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- 亀井:
- モーニング娘。に、
なりたいと思って、
でもね、
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- 亀井:
- 夏先生には、全然、それが伝わらなかったっていうのが、
何か、情けないっていうか、 ??です。
- ナレーション:
- 涙にむせぶ亀井。
どうやら自分のふがいなさを反省しているようです。
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- ナレーション:
- その一方で田中は、前向きに事態を把えていました。
- 田中:
- 踊れん。
何か、体が重い。
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- 田中:
- でも、明日また、ダンスレッスンあるじゃないですか?
それまでに、ちゃんと、今日、覚えて、
夏先生に、ちゃんと踊れてるとこ、見せれたらいいなーって。
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- 道重:
- 今日、全然、
踊れなかったから
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- ナレーション:
- 感じ方は、三者三様。
しかし、元気のない様子をみると、 3人とも反省はしているようです。
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